働く同僚は仲の良い友人ではなく、価値観や考え方の異なる他人だと考えましょう。育ってきた環境や時代が変われば、相容れない部分が出てくるのはよくあることです。介護職は人間関係の悩みを抱いている人が非常に多く、むしろ悩みがゼロという人は極めて少数派です。人間関係を良好にするには、人に合わせればいいと考える人がいますが、人によって態度を変えることになりかねません。相手に不快感を与える言動を取っていないのであれば、自然体の自分で接してみるのが得策でしょう。

自然体でいれば気持ちが楽になり、ストレスを抑えられます。ストレスが蓄積すると怒りや不安が増幅し、周りの人達に悪影響を与えます。良好な人間関係を保つためには、まずは自分から周りによい影響を与えるように工夫する必要があるのです。ただし、自分の努力では改善のしようがない人間関係もあるため、その場合は必要以上に気にしないようにしましょう。神経質になってしまうと、周りの声がすべて悪口に聞こえるなど、自分を追い込むことになりかねません。精神的につらいと感じる場合は、上司に相談してみるのも手です。それにより合わない人との接触を避けるために、勤務日数や時間の調整をしてもらえる場合があります。相談をしても解決しない場合は、人間関係のよい職場に転職するのが得策です。一般的に業務が多忙な介護施設では、人間関係のトラブルが発生しやすいです。忙しすぎない職場を選ぶことは、快適に働くためのポイントでもあります。